徳島がボールボーイに暴力行為のDF馬渡への処分発表 “液体かけ”サポーターは無期限の入場禁止に

千葉戦で一発退場の馬渡 2試合出場停止に加えて謹慎や1カ月の減給処分

 J2の徳島ヴォルティスは2日、同日に行われたJリーグ規律委員会で、J2第10節ジェフユナイテッド千葉戦でボールボーイに対する非紳士的行為によって一発退場となったDF馬渡和彰に2試合の出場停止処分が下されたことを受け、クラブとしての処分を発表した。

 馬渡はJリーグから3日の第11節アビスパ福岡戦(ホーム)、7日の第12節ファジアーノ岡山戦(アウェー)の出場停止が通達されているが、クラブ側はこれに加えて5月5日までの謹慎・練習参加停止、罰金として減給20%(1カ月)、シーズン中の社会貢献活動の実施の処分を科した。

 これについて徳島の岸田一宏社長は、「今回の事態においては、弁明の余地は無くクラブとして厳粛に受け止めて、馬渡選手には規律委員会が決定した処分に加えて、5月5日までの謹慎処分とシーズン中の社会貢献活動をクラブとして加えることとしています。馬渡選手本人は決して許されることではないとの認識を持ち、処分を受け入れて猛省をしておりますが、今後、クラブとしては所属する選手の教育を再度徹底し、再発防止を徹底して参ります」とコメント。併せて自身の減給20%(1カ月)も発表されている。

 また徳島は、同じ千葉戦で起きたサポーターによる別のボールボーイへのアルコールと思われる液体をかけた行為について、当事者の特定と処分内容の通告を行ったことを発表。サポーター1名を徳島ヴォルティスが出場する全ての公式戦を対象に、無期限の入場禁止処分とした。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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