最下位の大宮が首位の浦和を1-0撃破! 公式戦初勝利と公式戦初無得点…両者は対照的な結果に

前半は浦和がボールを保持するも、大宮守備陣が素晴らしい集中力で決定機を作らせず

 大宮アルディージャが、首位の浦和レッズをホームに迎え撃った“さいたまダービー”で今季の公式戦初勝利を挙げた。30日のリーグ第9節で大宮は後半18分にMF茨田陽生が決勝ゴールを決めて1-0で勝利。今季公式戦14試合で44得点の浦和を、今季初の無得点に抑え込んだ。

 試合前の時点で首位と最下位の対戦になったダービーだが、それを感じさせない試合展開になった。前半から浦和がボールを持つものの大宮守備陣の集中力が素晴らしく、決定的な形を作らせずにゲームを進めた。そのなかで大宮は前半22分、鋭いターンでDF遠藤航を振り切ったFW瀬川祐輔がGK西川周作と1対1になったが、最後まで動かなかった西川が足を残してセーブし、絶好機を逃した。

 浦和は同40分に選手同士のポジションチェンジで左サイドにスペースを作ると、DF槙野智章がオーバーラップ。中央に入れた低いクロスをフリーになったFW武藤雄樹が合わせたが、クロスバーの上に外した。互いにチャンスを得点に結びつけることができず、スコアレスで前半を折り返した。

 浦和のミハイロ・ペトロヴィッチ監督は「ダービーらしいゲームになっている」とコメントし、MF柏木陽介を下げてMF青木拓矢を後半からピッチに送り込んだ。それでもなかなかペースが上がらない浦和は、10分と経たないうちにFW李忠成を武藤に代えて投入。攻撃に変化をつけようとした。

 

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