次代のエースはフットサルから生まれる? 日本でも始まった“サッカーに生かす”新たな取り組み

ミゲル元日本代表監督も推奨

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 その先頭に立っているのが、元フットサル日本代表の稲葉洸太郎(フウガドールすみだ)と、元フットサル日本代表監督のミゲル・ロドリゴ氏(現フットサルタイ代表監督)の二人だ。今年3月、稲葉がテクニカルディレクターを務めるフットサルスクール「POTENCIA(ポテンシア)」のメソッドプロデューサーにミゲル氏が就任。サッカースクールへの新しいメソッドの導入展開や、中学・高校・大学年代の学校やクラブチームへの出張指導を行うなど普及活動に勤しんでいる。

 3月下旬、ミゲル氏が来日したタイミングで二人にプロジェクトに懸ける意気込みを訊いた。

 稲葉は日本フットサル界をけん引する存在で、2012年に当時45歳だった三浦知良(横浜FC)が参加したことでも広く知られるようになったフットサル・ワールドカップ(W杯)に二度出場。W杯における日本人最多得点記録を保持している第一人者だ。以前からフットサルスクール事業に携わってきたが、「日本ではフットサルとサッカーが完全に棲み分けられていて、フットサルとサッカーが別物だと思っている保護者がたくさんいました」と、どこか行き詰まりを感じずにはいられなかった。

 そんな時に声をかけたのが恩師のミゲル氏だった。同氏は稲葉と同じように、日本サッカーの発展のためにフットサル文化の定着が必要と考えていた。元教え子からの呼びかけに応じ、タッグを組んでポテンシアの新たな取り組みをスタートさせている。

 

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