英雄マラドーナが混乱続くアルゼンチン協会に怒り心頭 「手榴弾で爆破して作り変えるべき」

W杯南米予選5位に低迷 後任監督交渉も思うように進まない現状を問題視

 アルゼンチンサッカー界の“レジェンド”であり、“永遠の問題児”であるディエゴ・マラドーナ氏が、混乱の続くアルゼンチンサッカー協会に対して物騒な発言に打って出た。地元ラジオ番組「ラジオ・リバダビア」で語ったもの。

 アルゼンチン代表は現在ワールドカップ南米予選で5位と本大会出場への瀬戸際にあり、エドガルド・バウサ監督を解任。現セビージャのホルヘ・サンパオリ監督に対してシーズン中の監督就任交渉を持ちかけるなど、アルゼンチンサッカー協会は混乱に陥っている。

 自身が代表監督を務めていた時代から“目に入れても痛くない”と言うほどに寵愛するエースのリオネル・メッシも4試合出場停止中というピンチだが、そうした監督人事の混乱やメッシの出場停止を軽減できない政治力の低さにマラドーナ氏の怒りは爆発した。

「今、アルゼンチンサッカー協会は熱された鉄と同じだ。だからこそ、手榴弾で爆破して新しく作り変えるべきだ」

「鉄は熱いうちに打て」という言葉がスペイン語にそのままの意味であるのかは不明だが、打つどころか爆破せよという過激な発言に打って出ている。レジェンドによる過激な発言がエスカレートしないうちに、アルゼンチン協会は混乱に終止符を打つことができるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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