独紙がドルトムント監督の采配に疑問符 “デンベレ外し”がCL敗退を招いたと糾弾

 

必勝期す一戦での慎重すぎた采配 モナコ対策で3-4-2-1採用も早々に2失点し後手踏む

 ドルトムントは現地時間19日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第2戦でモナコに1-3と敗れ、2戦合計スコア3-6で敗退が決まった。独紙「ディア・ヴェルト」は最低2点が必要な状況で、トーマス・トゥヘル監督が執った「慎重な戦術」がチームに悪い流れを呼び起こしたと指摘している。

 ドルトムントのモナコ戦先発メンバーはGKビュルキ、DFピスチェク、ソクラティス、ギンター、MFドゥルム、ヴァイグル、シャヒン、ゲレイロ、香川、ロイス、FWオーバメヤンの11人で、システムは3-4-2-1だった。記事ではトゥヘル監督が選択したこのスターティングイレブンに、疑問符が投げかけられている。

「ウスマン・デンベレはキックオフをベンチで迎えた。良くないことだ。なぜなら、これは選手たちに『慎重に、大きなリスクを冒さない、危険だ』というシグナルになったからだ」

 記事では、デンベレ外しが及ぼした影響をこう指摘している。19歳のフランス代表は、加入1年目ながら国内リーグとCLを合わせて37試合8得点17アシストを記録するなど、すでに不動のレギュラーと言える存在だが、必勝を期したこの日は予想外のスタメン落ちとなった。

 ドルトムントの3-4-2-1システムは、FWキリアン・ムバッペとFWラダメル・ファルカオの強力2トップ、MFベルナルド・シウバ、MFトーマス・ルマルの両アタッカーを擁した、モナコの4-4-2への対抗策と見られている。このシステムを採用したことで攻撃的MFの枠は「2」に限られ、トゥヘル監督はデンベレではなく好調の香川とロイスを選択した。

 

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