ダービー奮闘の長友、伊メディア評価は二分 「役目を果たした」と称賛の一方、“戦犯扱い”の声も

土壇場でミランに追いつかれ2-2のドロー 1失点目の場面では「ボウリングのピンのように…」

 インテルの日本代表DF長友佑都は、15日に行われたACミランとのミラノダービーで10試合ぶりにスタメン出場のチャンスをつかみ、左サイドバックでフル出場した。試合終了間際に2-2の同点に追いつかれ痛恨の引き分けたとなったゲームで、試合の採点を公開したイタリアメディアでは「ボウリングのピンのように反応しなかった」という“戦犯扱い“の厳しい評価と、及第点評価の二つに割れている。

 厳しい評価の根拠となったのは、後半38分に2-0のリードから1点を返された場面だった。ミランの右ウイングであるFWスソがボールを持ち、止まった状態で長友とマッチアップ。利き足である左足でのキックフェイントに食いついてしまった長友は、スソに縦への突破を許し、そこから右足で上げられたクロスを攻撃参加したDFアレッシオ・ロマニョーリに押し込まれた。

 イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」はこのシーンを問題視し、単独ワースト評価の「5点」を与えて勝ち点3を逃した戦犯に指名した。

「スソとマッチアップしたが全く反応できなかった。ボウリングのピンのように反応なくスソを見送り、ロマニョーリのゴールになった」

 長友は昨年11月のダービーで1ゴール1アシストと大活躍し、スタメン出場していたDFクリスティアン・アンサルディを炎上させたスソへの対策として起用されていた。それまでの時間帯ではスソに高い位置での仕事をさせない“エースキラー”ぶりを発揮していたが、痛恨のワンプレーでその評価は地に落ちてしまった。

 

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