「今日プレーすべきでは…」 モナコ監督が爆破事故のドルトムントに同情、勝利に複雑な心境告白

CL準々決勝でドルトムントに3-2勝利、モナコがアドバンテージを得るも…

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の準々決勝第1戦でドルトムントに3-2で勝利したモナコのレオナルド・ジャルディム監督は、チームバス爆破事件から24時間後の試合開催に関して「今日はプレーすべきではなかった」と対戦相手に同情している。英衛星放送「スカイ・スポーツが報じた。

 試合は本来、現地時間11日に行われる予定だった。しかし試合の1時間半ほど前、ドルトムントのチーム・スタッフを乗せたバスがホテルからスタジアムに向かう途中で三度の爆発に巻き込まれた。この衝撃でバスの窓は割れ、飛び散ったガラスの破片が直撃したスペイン代表DFマルク・バルトラは右手を骨折するなどの重傷を負った。UEFAは試合の延期を決めたが、開催は翌日の現地時間12日18時45分(日本時間13日1時45分)という非情な決定だった。

「きっと、今日はプレーすべきではなかった」

 そう語ったのドルトムントを下したモナコを率いるジャルディム監督だ。敵地での3-2勝利は4強進出に向けて大きなアドバンテージとなるが、状況を鑑みれば両手を上げて喜ぶわけにはいかなかったのだろう。複雑な心境を明かしている。

 

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