川崎が爆破事件の衝撃に揺れるドルトムントへエール 「我らが友、川崎はあなたたちとともに!」

クラブ、サポーターが横断幕で示した連帯感 2015年にPSMで対戦

 日本代表MF香川真司の所属するドルトムントは現地時間12日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第1戦、本拠地モナコ戦の直前にチームバスが爆発に巻き込まれた。試合は1日延期となり、爆発の衝撃でスペイン代表DFマルク・バルトラが右手を骨折し緊急手術を受けるなど、サッカー界を震撼させる事件となっている。そして2015年にドルトムントと親善試合を行った川崎フロンターレとサポーターが、ドルトムントに支援のメッセージを送っている。

 12日に中国王者・広州恒大とのAFCチャンピオンズリーグ第4節が行われる等々力陸上競技場のスタンドには、横断幕が掲げられた。

「我らが友、ドルトムント、川崎はあなたたちとともに」とドイツ語でメッセージが記されていた。フロンターレの公式ツイッターもこの画像を掲載。「我らが友、川崎はあなたたちとともに! 我々は絶対に友人に対する暴力を許さない」とドイツ語でエールを送っている。

 川崎は15年7月7日に等々力陸上競技場で行われたプレシーズンマッチで、ドルトムントと対戦した経緯があった。香川は前半5分と37分にゴール。当時ドルトムントでプレーしていたMF丸岡満(現セレッソ大阪)も後半14分に追加点を決めるなど、6-0でドルトムントが勝利していた。

 フレンドリーマッチで築いた絆から、川崎は爆破事件の衝撃に揺れるドルトムントに向けてエールを送っていた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

画像●クラブ公式ツイッターのスクリーンショットです

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