香川活躍のダービーで珍事! シャルケマスコットが主審に異例のレッドカード提示

試合後、マスコットが主審に対して退場とばかりにカードを掲げる

 ドルトムントの日本代表MF香川真司は1日、敵地で行われたシャルケとの「レヴィア・ダービー」で公式戦4試合連続のスタメン出場を果たし、FWピエール=エメリク・オーバメヤンのゴールをアシストする活躍を披露。試合は1-1のドローに終わったなか、試合後にシャルケマスコットがフェリックス・ツバイヤー主審にレッドカードを提示する珍事が起きた。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」などが報じている。

 試合は後半8分、ドルトムントがGKロマン・ビュルキからカウンターを発動させると、MFウスマン・デンベレがドリブルからスルーパス。絶妙なタイミングで最終ライン裏へ抜け出した香川がGKと1対1の場面を迎え、並走していたオーバメヤンにラストパスを送り、エースが冷静に流し込んだ。しかし同32分、CKの二次攻撃からシャルケのDFティロ・ケーラーがミドルシュートを決め、最終的に1-1で試合は終了した。

 問題の場面が起きたのは試合後だった。両軍が挨拶を交わしてピッチを去ろうとするなか、シャルケのマスコット「エルヴィン」がゆっくり主審に近づき、手に隠し持っていたレッドカードを主審の目の前で提示。主審に対して退場とばかりにレッドカードを高々と掲げた。

 その背景には、試合終盤のワンプレーが関係していたと見られる。シャルケが攻撃を仕掛けるなか、エリア内でドルトムントDFマルク・バルトラの手にボールが当たるも、そのままプレーは続行。しかし、このハンド疑惑判定にシャルケのマルクス・ヴァインツィール監督が猛抗議し、退席処分を受ける事態に発展していた。

 

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