ジダン監督が「10番」ハメスに非情な決断! 愛弟子アセンシオ重用のために放出指令

ハメスの移籍先候補にユーベ、バイエルン、チェルシーなど7クラブ浮上

 レアル・マドリードのコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスがジネディーヌ・ジダン監督に戦力外とみなされて、フロントへ放出指令を出された可能性が浮上している。スペイン紙「AS」が報じている。

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 ハメスはレアルの大型スポンサーであるエミレーツ航空による看板選手たちの集合写真のリストから外れた。その原因はジダン監督の背番号10に見切りをつけたことだったという。指揮官がクラブ幹部に対し、ユベントスなどから才能を見込まれて獲得の調査を受けている若手MFマルコ・アセンシオのポジションと立場を確保するため、ハメス売却することをリクエストしたからだと報じられた。アセンシオはジダン監督が居残り練習で直接指導するほど、ポテンシャルを評価している。

 素行不良などが問題化する10番よりも愛弟子を指揮官は選んだ模様だ。そのため、ハメスの放出先が注目の的となっている。同紙は「7つの選択肢がある」として、ハメスの移籍先候補をリストアップした。

 早くから注目を集めていたのがイタリア勢で、王者ユベントスと中国企業の買収でチャイナ・マネーを得た日本代表DF長友佑都が所属のインテルが候補先とされた。一時はローマの獲得に乗り出したとされたが、こちらはすでに撤退したと報じられ、イタリア勢の候補先は2つになった。

 そして、イングランド・プレミアリーグからは3つのクラブがハメスの獲得に興味を示しているという。現在首位を走っているチェルシーに加え、ジョゼ・モウリーニョ監督が率いる名門マンチェスター・ユナイテッド、ユルゲン・クロップ監督が率いるリバプールが挙げられた。

 また、ドイツ王者バイエルン・ミュンヘンと、フランス王者パリ・サンジェルマンもハメスの獲得先の候補として名前が挙がった。合計4カ国のビッグクラブがハメスの放出先としてリストアップされている。

 2014年のブラジル・ワールドカップではグループステージの日本戦で格の違いを見せる活躍を見せ、大会全体でもブレーク。その勢いで世界屈指の名門で“白い巨人”と呼ばれるレアルに入団したが、レアルでのキャリアは期待を満足させるほどのものになっていない。

 ジダン監督によってレアルから放逐される可能性が濃厚になっているハメスは、キャリア再生の場所としてどのクラブに移籍することになるのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

 

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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