「レッスンを受けた」と“タイのメッシ”が日本との差を痛感 4失点大敗に地元紙「サムライに斬られた」

日本を相手に敵地で奮闘も、0-4と敗れてW杯予選敗退が決定

 ロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選グループB最下位に沈むタイ代表は28日、敵地・埼玉スタジアムに乗り込んだが、地力で上回る日本に0-4と完敗した。タイも、相手ゴール前に何度も攻め込むシーンを作るなどスコア以上に健闘した姿が光ったが、勝利には手が届かず予選敗退が決定した。タイの地元メディアも「サムライ(日本代表)に斬られた」と、無念の敗戦を報じている。

「エレファンツ(タイ代表の愛称)がサムライに斬られた」

 0-4の大敗から一夜明け、W杯出場への望みが絶たれた一戦をこう報じたのは、タイ地元紙「バンコク・ポスト」。「昨夜、埼玉(埼玉スタジアム)で日本に4-0で敗れ、タイはW杯予選でまたも大敗に苦しんだ」と記されている。

 ハリルジャパンについては「この勝利によって、日本は6大会連続のW杯出場に近づいた」と報じられている。日本はイラクを1-0で下したサウジアラビアと勝点16で並んだが、得失点差で1上回ったためグループB首位に浮上した。

 記事では、J1コンサドーレ札幌への加入が決まっているタイ代表MFチャナティップ・ソングクラシンのコメントが伝えられている。「タイのメッシ」とも呼ばれるテクニシャンは、「僕らはレッスンを受けた」と日本との差を痛感。「チームメートも僕ももっと成長しなければいけない」と向上心を見せていた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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