アルゼンチンを襲った“メッシ・ショック”! 敵地ボリビアで完敗、W杯自動出場圏外の5位転落

エースが試合直前に4試合出場停止処分 鬼門の高地で9位ボリビアに0-2と不覚

 “メッシ・ショック”がアルゼンチン代表を飲み込んだ。現地時間28日にワールドカップ南米予選第14節のゲームを敵地ボリビアに乗り込んで戦ったアルゼンチン代表は、0-2で完敗を喫した。

 ワールドカップ予選のたびに南米勢を悩ませる標高約4000メートルの高地ラパスに乗り込んだアルゼンチン代表だったが、前半31分に先制を許すと、後半8分にも追加点を奪われた。直後にFWセルヒオ・アグエロを皮切りに立て続けに3枚の交代カードを切ったが、反撃のゴールを奪うことはできずにそのまま敗れた。

 アルゼンチンは23日にチリを1-0で下して3位に浮上していたが、その試合でエースのFWリオネル・メッシが副審に侮辱的な言動を行ったとして4試合出場停止の裁定が下っていた。試合直前に決定が伝えられたチームは追加招集もできずに、そのままメッシ抜きの陣容でゲームに臨んだが、苦境と鬼門の高地に屈する結果になった。

 これにより、勝ち点22で足踏みしたアルゼンチンは、コロンビアとチリの勝利により5位に転落。南米予選は4位までが本大会への出場権を獲得し、5位は大陸間プレーオフに回る。残り4試合のうち、3試合でメッシを欠くアルゼンチンは、ロシアへの切符を手に入れることができるだろうか。

【W杯南米予選・暫定順位表】

1位 ブラジル 勝ち点30(9勝3分1敗/32得点10失点/+22)

2位 コロンビア 勝ち点24(7勝3分4敗/18得点15失点/+3)

3位 ウルグアイ 勝ち点23(7勝2分4敗/25得点15失点/+10)

4位 チリ 勝ち点23(7勝2分5敗/24得点19失点/+5)

5位 アルゼンチン 勝ち点22(6勝4分4敗/15得点14失点/+1)

6位 エクアドル 勝ち点20(6勝2分6敗/23得点20失点/+3)

7位 パラグアイ 勝ち点18(5勝3分5敗/13得点18失点/-5)

8位 ペルー 勝ち点15(4勝3分6敗/20得点22失点/-2)

9位 ボリビア 勝ち点10(3勝1分10敗/12得点32失点/-20)

10位 ベネズエラ 勝ち点6(1勝3分10敗/17得点34失点/-17)

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング