サウジ勝利も…得失点差で日本が首位! 豪州が3位で追走、W出場権争いは三つ巴

サウジアラビアがイラクに1-0勝利、得失点差で1上回る日本が首位に

 ロシア・ワールドカップアジア最終予選グループB、サウジアラビア対イラク戦が現地時間28日に行われ、サウジアラビアが1-0で勝利した。この結果、日本はグループ首位に立った。

 2006年ドイツ大会以来となる本戦出場を目指すサウジアラビアは、ファンマルバイク監督の下でFWアルサハラウィら今予選の主軸メンバーで臨んだ。一方、勝ち点を落とすとプレーオフ圏内となる3位も厳しくなるイラクはMFサハドを起用するなど、背水の陣で臨んだ。

 そのなかで前半33分に微妙な判定が下る。サウジアラビアは得意の速攻から最終ライン裏を抜け出したMFヤヒヤのシュートが相手GKに当たりゴールへと向かう。しかしこれをイラクDFアハメド・イブラヒムがゴールラインを超えたか超えないか微妙なところでクリア。これは結局ノーゴールの判定となる。その3分後にはCKからアハメド・イブラヒムが痛烈なヘディングシュートを放つが、サウジはラビアもゴールライン上でDFが辛うじてクリアした。

 0-0でハーフタイムを折り返すと、サウジアラビアは足を痛めたDFヤセルに代えてDFアルブレイクを投入。後半開始直後の3分にはMFナワフが際どいミドルシュートを放つなど、サウジが攻勢をかける展開が続いた。すると同8分、ヤヒヤが味方のポストプレーを受けるやいなや、ペナルティエリア外から思い切りよく左足でミドルシュートを放つ。これがゴール右隅へと吸い込まれ、サウジが1-0と先制に成功した。

 先手を奪ったサウジはロングカウンター主体に切り替え、守備を固めてきた。一方のイラクは両サイドからクロスを上げてゴールに迫ろうとしたものの、決定的なチャンスを作れなかった。

 この結果により、日本とサウジアラビアが勝ち点16で再び並んだ。得失点差で1上回った日本が首位、サウジアラビアが2位。そして勝ち点13でオーストラリアが3位につけ、W杯出場権争いは三つ巴の様相を呈してきた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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