節目の代表50得点に岡崎「率直に嬉しい」と安堵 大迫離脱で巡ってきた先発、ヘディング弾で結果

久保のクロスに飛び込み豪快なダイビングヘッド 「これからもゴール決め続けたい」

 節目の50ゴール目は代名詞のダイビングヘッドで決めた。日本代表FW岡崎慎司(レスター・シティ)が28日のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の本拠地タイ戦の前半19分、チーム2点目を決める活躍を見せ、4-0勝利に貢献した。

 王手をかけながら足踏みが続いていた岡崎に記念すべきゴールが生まれた。前半19分、FW久保裕也(ヘント)の右足クロスにニアサイドへ走り込むと、マーカーの手前で豪快なダイビングヘッドを繰り出してシュートを流し込んだ。岡崎はベンチメンバーに駆け寄り祝福の輪で満面の笑みを浮かべた。

 「全然点が入っていなかったので、自分としてもチームとしても良いゴールだと思います。50ゴール? 率直に嬉しいです。これからも日本代表のためにゴールを決め続けていきたいと思います」と侍ストライカーは安堵の表情を浮かべた。

 昨季奇跡のプレミアリーグ優勝を果たしたレスターの不動の2トップだったが、ハリルジャパンの最前線の定位置をケルンFW大迫勇也に奪われた。この日の先発の出番も大迫が23日のUAE戦で左膝関節包の負傷により離脱したため、回ってきた形だった。

 日本歴代3位のゴール数を誇る侍ストライカーは悔しさを押し殺してピッチに立ち、見事に結果を出した。

 岡崎の代表戦のゴールは香川と同じく2016年6月3日のブルガリア戦以来。通算50得点の節目とし、歴代2位のFW三浦知良(横浜FC)の記録(55得点)にあと5点と迫った。日本代表栄光の「9番」の誇りにかけて、レギュラーの座を簡単に諦めるわけにはいかない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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