「タイ戦は一つの罠だ」とハリル監督がチームに警鐘 選手も「そのつもりでやっている」と証言

タイは1分5敗でグループ最下位も、選手に慢心は見られない

 日本代表はロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で23日に敵地UAE戦で2-0と勝利した。チームは28日の本拠地タイ戦に備えているが、GK西川周作はバヒド・ハリルホジッチ監督から、現在未勝利でグループ最下位に沈むタイ戦に向けて強い警鐘があったと明かした。

「(監督から)『タイ戦は一つの罠だ』と。これを落とすと取り返しがつかないという危機感があるし、自分たちもそのつもりでやっている」

 タイはここまで1分5敗の勝ち点1で、ワールドカップ本大会への出場権が得られる2位以内はおろか、プレーオフの権利を取る3位も狙うのは難しい状況にある。だからこそ、指揮官は楽観視するムードに危険性を見出している模様だ。しかし、「罠」という表現が使われたタイ戦に向かうハリルジャパンに慢心はないと西川は証言する。

「チームとしてもミニゲームで緊張感があり、全員が同じ方向を向けていると思う。UAEに勝って浮かれている人間もいない。UAE戦の勝利を生かすためにも、タイ戦で勝って勝ち点を伸ばしたい。ミーティングでも、相手をフリーにすれば仕事をするクオリティーがあると再確認している。とにかく1対1で負けない、フリーにしないということは徹底できれば」

 難敵UAEを下し、最下位のタイをホームに迎える。前日にFW本田圭佑が「緩くなるよね」と話したような状況になりがちだからこそ、ハリル監督はチームの手綱をしっかりと引き締めている模様だ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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