残忍なタックルを受け右足骨折のアイルランドDF 「再び見たくない」と敵将も沈痛

ウェールズ戦で悲劇… 主将コールマンの右足がありえない方向に曲がる

 ロシア・ワールドカップ欧州予選で悲劇が起きた。アイルランドは24日、敵地でウェールズと対戦したが、キャプテンのDFシェイマス・コールマン(エバートン)が相手DFニール・テイラー(アストン・ビラ)から危険なタックルを受け、右足がありえない方向に曲がる重傷を負った。

 スコアレスドローで終わった一戦の後半に悲劇が起きた。アイルランドは敵地右サイドでの攻防で、コールマンがクロスを放つ瞬間にテイラーがスパイクを上げながらスライディングタックル。衝撃で宙に舞ったコールマンの右スネは、不自然な方向に曲がっていた。ピッチ上に昏倒した主将は、酸素マスクを吸引しながら担架でピッチ外に運ばれ、後半27分に途中交代となった。

 英公共放送「BBC」によると、アイルランド代表監督のマーティン・オニール氏は「酷い骨折だ。シェイマスは病院に搬送された。ドクターは骨折と診断した。間違いなく彼にとっては、本当に痛恨の一撃となったよ。クラブでは人生最高のキャリアを送っていた。偉大なキャプテンで、偉大な個性なんだ」と沈痛の面持ちで語ったという。

 

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