ハリルJに再び悪夢… 今野、大迫に続き高萩も骨折で代表離脱

FC東京が右母趾末節骨骨折と発表

 ハリルジャパンが野戦病院と化している。25日、MF今野泰幸とFW大迫勇也に続き、MF高萩洋次郎が負傷によりチームから離脱すると、日本サッカー協会(JFA)から発表された。そしてFC東京は負傷箇所について、右母趾末節骨骨折と発表。全治は未定となっているが、今野に続く骨折による悪夢の離脱となった。

 高萩はバヒド・ハリルホジッチ監督が就任して以来、初の代表招集を受けていた。出場すれば2013年、アルベルト・ザッケローニ監督時代の東アジアカップ以来になったが、23日の敵地UAE戦では登録メンバー外となっていた。

 高萩はJFAを通じて「28日のタイ代表との試合も勝利という結果が出るよう応援したいと思います。今回は怪我のため、チームに貢献することはできませんでしたが、早く治してまた戻れるよう頑張ります」というコメントを発表している。

 ハリル監督はメンバー選出にあたり、「彼からのボールで攻撃が始まる質の高さを見せていた。ゲームの読みも良いと感じた。すごくスピードがあるタイプではないが、組み立てのなかで違いを作るテクニックがあり、フリーキックも蹴れる」という評価を与えていたが、実戦のピッチでそれを披露することは叶わなかった。

 今野と高萩の離脱により、ボランチの組み合わせは再考を迫られている。ハリル監督が「長谷部とはまた違ったタイプの選手とのコンビネーションを使おうとして様々な選手を試している。柏木(陽介/浦和)、大島(僚太/川崎)など多くの選手を彼とのコンビネーションで使った。ベストの選択肢がどれなのかを探っている」と話していたものの、コンダクタータイプの選手は不在になった。

 果たして、28日のタイ戦に向けて負傷者続出のハリルジャパンは、万全の状態でゲームに向かうことができるのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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