攻撃面で沈黙の香川「まだまだ物足りない」 デュエル勝率22.2%、チャンス創出1回と輝けず

相手陣内でのパス成功率も76%に低下

 その一方で「自分自身の表現の仕方としてはまだまだ物足りないとは思っています」と、思い描いたとおりのプレーができていないと振り返った。ドルトムントではキレを取り戻していただけに、本人にとって内容に悔いが残る一戦となった。

 アジアサッカー連盟のデータによれば、この日の香川はシュート1本(枠外)、チャンスクリエイト1回、パス成功率は全体で84.8%と先発メンバーの中で最高値を記録したものの、相手陣内では76%まで落ちるなど決定的なパスを供給するには至らなかった。ハリル監督が求めるデュエルの項目でも2勝7敗(勝率22.2%)と、球際の強さにはやや物足りないデータが残っている。

 次節は28日、本拠地でタイと激突する。相手は守備を固めてくることが濃厚だが、試合後にポゼッションでの崩しを課題に挙げていたプレーメーカーは、本領発揮となるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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