ドルトムントが中国投資グループの買収オファーを拒否 クラブ幹部「過半数の株式売却は論外」

英2部ウォルバーハンプトンのオーナーとなった「フォサン」から提案も断る

 日本代表MF香川真司の所属するドルトムントが、中国の投資グループからの株式買収オファーを拒否したことが明らかになった。ドイツ地元紙「レビアシュポルト」が報じている。

 中国クラブは欧州でプレーする名手を法外な移籍金と年俸で獲得する“爆買い”で物議を醸しているが、中国企業はイタリア名門インテルなど経営難に苦しむクラブの株式買収を進めている。そしてイングランド2部ウォルバーハンプトンのオーナーとなった中国の投資グループ「フォサン」は、ドルトムントに株式買収のオファーを出してきたという。

 ドルトムント営業部門のトーマス・トレス氏は、「観光部門での協力においてのみ交渉は可能だ。交渉の過程で、我々はフォサンに対して過半数の株式売却などは論外と明らかにしている」と語った。

 ドルトムントは2004-05シーズンの破産危機を乗り越え、経営基盤を強化。圧倒的な集客力を武器に黒字経営に転換している。ドルトムントは中国人の“爆買いオファー”を一蹴したが、フォサム側は原口元気の所属するヘルタ・ベルリン、酒井高徳の所属するハンブルガーSV、ボルシアMG、ヴォルフスブルクにも株式買収の打診を続けているという。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング