浦和が後半ATのPKで劇的ドロー G大阪はハリルJ選出の今野が先制弾も守りきれず

後半ATにハンドで浦和がPKを獲得

 G大阪にアクシデントが起こったのは後半半ばだった。GK東口順昭の負傷離脱を受けてスタメン起用されたベテランGK藤ヶ谷陽介が足の痛みを訴えた。2度に渡ってピッチに倒れ込んだが、その2回目の同27分にはプレー続行不可能になり、これがJリーグデビュー戦となるGK田尻健がピッチに送り込まれた。

 浦和はボールを持ちながら決定的なシュートまで持ち込めない悪い流れが続いていたが、同34分にはFWラファエル・シルバのスルーパスに高い位置を取っていたMF阿部勇樹が抜け出して一気に独走。左サイドからGKと1対1になったが、左足シュートはGK田尻の正面に飛んだ。

 そうしたなかでアディショナルタイム突入直後、ゴール前の混戦からこぼれたボールをMF宇賀神友弥が右足シュートを狙うと、ブロックに入ったMF倉田秋の手に当たりハンドの判定。浦和にPKが与えられ、これをR・シルバがゴール右に決めて土壇場で1-1の同点に追いついた。

 最後まで激しく競り合ったACL出場チーム同士の一戦は痛み分けに終わった。これによりG大阪は2勝2分の勝ち点8、一方の浦和は2勝1分1敗の勝ち点7で日本代表活動による中断期間を迎えた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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