フェアプレー精神を欠く中国人MFのジェスチャーが物議 自らを正当化する“謎コメント”も話題に

上海申花のソン・シリンがPK失敗のパトに親指を立てて嘲笑

 中国スーパーリーグ上海申花のMFソン・シリンは、11日の天津権健戦で試合終了間際のPKを失敗した相手の元ブラジル代表FWアレシャンドレ・パトに親指を立てて嘲笑するジェスチャーが物議を呼んだが、その行為についてフェアプレー精神を著しく欠いたコメントを残して自己弁護を図っている。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が、そのコメントを伝えている。

 ゲームでは、前半のうちに退場者を出した上海と天津が1-1の同点のまま後半の終了間際を迎えた。すると同43分に、相手選手のハンドで天津がPKを得た。しかし、キッカーを務めたパトは、ゆっくりとした助走からシュートを放ったものの、ボールはクロスバーのはるか上を超える“大ホームラン”となり、青く染まる上海サポーターが陣取るゴール裏スタンドへ吸い込まれた。

 まさかの失敗に落胆するパトにソンが歩み寄ると、あろうことかパトの首に手を回し、逆の手で見せつけるように親指を立てた。“ナイスキック”とでも言わんばかりのジェスチャーが物議を呼んだ。当のソンは、その行為を「フェアプレー精神によるパトへの感謝」という謎のコメントで正当化しようとしている。

 

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