川崎が後半ATに劇的な同点PK弾! 敵地で広州恒大と1-1ドロー、勝ち点3の3位で折り返す

敗色濃厚な後半ATに幸運なPKが舞い込む

 後半に入っても、3分には大島の横パスがパウリーニョに奪われると、アランに際どいループシュートを浴びるなど手を焼く展開が続いた。

 同11分には自陣からのロングカウンターから中村のスルーパスを受けた小林が決定機を迎えたかに見えたがオフサイド。その直後には広州MFフアン・ボーウェンがヘディングシュートを放った際に交錯した井川が右ひざを負傷。DF登録の選手がベンチに控えてなかった川崎は、同15分にMF長谷川竜也をピッチに送り出す苦渋の決断を下した。

 それでもその長谷川がドリブルで攻撃を活性化するなど、川崎は徐々に押し始めた。すると大きな決定機が同26分に訪れた。川崎得意の高速パスワークから、最後はペナルティーエリア右を抜け出た小林がシュート。しかし、これはポスト左に弾かれてしまった。

 攻め立てながらも敗色濃厚かと思われたが、4分間のアディショナルタイムで川崎に幸運が訪れた。クロスに対して広州のユー・ハンチャオがクリアにいったところ、明らかに手に当たりPKの判定が下る。広州の猛抗議も実らず、PKキッカーを務めるのは小林。この重圧がかかる場面でゴール正面に蹴り込んで1-1の同点に追いつき、勝ち点1を確保した。

 水原三星(韓国)とイースタンSC(香港)の一戦は水原が1-0で勝利。広州と水原が勝ち点5で並び、川崎が同3で追いかける展開で前半の3試合を終えた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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