レアル会長宛の不審物騒動が発生 謎の白い粉末…緊急警報、避難の全スタッフ消毒作業

レアル本拠地の事務所にペレス会長宛の小包、専門家も駆け付ける事態に

 レアル・マドリードは史上初のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)連覇、そして2011-12シーズン以来となるリーガ制覇に向けて歩みを進めているが、クラブにフロレンティーノ・ペレス会長宛の不審物が届く騒ぎが起きたとスペイン各紙が伝えている。

 「AS」紙によると、物騒な騒ぎが発生したのは現地時間10日の午後のこと。レアルの本拠地であるサンチャゴ・ベルナベウにはクラブ事務所が併設されているが、そこにイタリアからペレス会長宛に小包が届いた。その中身は、謎の白い粉末が盛り込まれていたという。

 文字通りの不審物によって、クラブ側は警察へと通報。防護服を着用した警察と消防隊、化学物質研究の専門家が駆けつけ、17時には周辺に警報が発される状況にまでなった。そして全てのクラブスタッフは消毒作業を受け、スタジアム近くにあるショッピングセンターにあるレストランへの避難を余儀なくされた。

 「マルカ」紙によると、「夜9時半の時点でコントロール下に入った」と大きな被害は出なかったことを明記している。ただその一方でベルナベウでの騒動は初めてでなく、過去二度ほど同じような事件が起こったと証言するクラブ関係者もいた模様だ。

 レアルは現地時間12日、ホームでベティスを迎え撃つ。1試合未消化ながら宿敵バルセロナを勝ち点差1で追う状況のなか、今回の騒動がスタジアムに別の意味での緊張感をもたらしてしまうかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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