本田獲得はMLS王者シアトルを「次のレベルに押し上げる」 米紙がミラン10番の経験値を高く評価

年俸の上限がない特別指定選手としての加入になると予想

 ACミランの日本代表FW本田圭佑は、今季ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督の構想外となり、今季限りで契約満了による退団が既定路線となっている。新天地候補に米メジャーリーグサッカー(MLS)のシアトル・サウンダースが浮上しているが、地元メディアは本田を「次のレベルに押し上げる存在」と高く評価している。米紙「スポークスマン・レビュー」が報じている。

 昨季MLSカップで優勝し年間王者に輝いたサウンダースだが、「サウンダースは特別指定選手の助力を手にできるか?」と記事では特集。MLSではクラブの総年俸に制限が課せられるサラリーキャップ制度が導入されているが、本田は青天井の年俸を手にできる特別指定選手としての加入になるという。

「ボカ・ジュニアーズから加入したFWニコラス・ロデイロは昨季サウンダースを救った。今回も同じような助力が必要となるかもしれない。ACミランの日本人FW本田圭佑のような特別指定選手の獲得は、チームをもう一つ上のレベルに押し上げるだろう」

 本田の加入は昨季MLS王者をさらなる高みに押し上げるという。オランダ、ロシア、イタリアを渡り歩き、ワールドカップ2大会出場の経験値がシアトルの年長者に対する負荷を軽減させる効果もあると続ける。

 

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