戦術ミスでACL2連敗のFCソウル 5失点大敗に“浦和キラー”監督「自分の責任」

意気消沈の元Jリーグ得点王ファン・ソノン監督 「後悔せずに次に向かわなければ…」

 浦和レッズに28日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)第2戦で2-5の敗戦を喫したFCソウルのファン・ソノン監督は、意気消沈した表情で記者会見場に現れ、戦術選択について「自分の責任だ」と言葉少なに語った。

 ファン・ソノン監督は前線から5人の選手がプレスに出た裏を次々にかいくぐられた試合展開について、「いろいろな戦術はあるが、判断をするのは監督であり、責任も監督にある。前からプレスに行こうという戦術で、選手たちは最善を尽くしてくれた。後悔せずに次に向かわなければいけない。早い時間帯の失点で流れを奪われてしまった」と、ゲームを振り返った。

 ビルドアップを得意とする浦和に対するプレス戦術は、完全に裏目に出た。全体が間延びした形で深追いするプレスは浦和にスペースを与え、浦和のFW武藤雄樹は「ああやってくれたら、本当にやりやすい」と、思うツボだったと話した。その結果、前半9分に武藤が決めた先制ゴールから21分のMF宇賀神友弥のゴールまでの12分間で4失点。その間にFKで1点を奪ったが、そこで試合の大勢は決した。

 

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