リーグ杯決勝のキーバトルは「吉田麻也vsマタ」 英メディアがマンUとの大一番前に特集

年々プレーデータが着実に向上している吉田

 例えば、2012−13シーズン(プレミアリーグ)は90分あたりの被シュート数が11.6だったのに対して、今季はここまで8.9と減少。同じように90分あたりのデュエル勝利数数は5.4回から6.5回、パス成功率76%から85%、自陣でのパス成功率89%から91%と年々浮き沈みはありながらも、着実に向上している傾向が見て取れる。“赤い悪魔”の強力攻撃陣を迎え撃つうえで、吉田に懸かる期待は大きそうだ。

 ユナイテッド側のキーマンとされるマタは、正確なキックからもたらされるアシストはもちろん、実は自らゴールを奪う力にも長けている。チェルシーから14年1月に加入して以降、35得点を記録。これはクラブ歴代最多得点記録を持つFWウェイン・ルーニーの42得点に次ぐものだという。今季もFWズラタン・イブラヒモビッチの次に多い9得点を決め、チームの貴重なポイントゲッターとなっている。

 サウサンプトンにとってはクラブ史上初、ユナイテッドにとっては2010年以来5度目となる優勝が懸かる重要な一戦となる。この大舞台で吉田はチームを栄光に導く活躍を見せることができるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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