クロップ監督が不可解なラニエリ解任に疑問 「英国EU離脱、トランプ大統領就任」級の衝撃

 

同業者のクロップ監督も「彼は本当に特別な人間」とラニエリ擁護

 レスターは昨季プレミアリーグ奇跡の優勝を成し遂げた立役者であるクラウディオ・ラニエリ監督を、成績不振によって解任した。この決断についてサッカー界の識者が疑問の声を呈しているが、英紙「ガーディアン」によるとリバプールのユルゲン・クロップ監督は“イギリスEU離脱、トランプ大統領就任”級の衝撃だと話している。

 FWジェイミー・バーディー、岡崎慎司、MFリヤド・マフレズらを中心にしたカウンターで昨季プレミアを制覇したレスターだったが、中盤のボール奪取役だったMFエンゴロ・カンテを失ったこともあり今季は残留争いを余儀なくされている。プレミア第25節終了時点で残留圏内ギリギリの17位に留まるも、降格圏の18位ハル・シティとは勝ち点1差とあって、クラブはラニエリ解任を選択した。

 この決断にクラブOBギャリー・リネカー氏が「バカげたほど悲しい」とツイートするなど驚きを持って伝えられているが、同業者でも同じ意見のようだ。クロップ監督は以下のようにコメントを残したという。

「この仕事の中で彼は本当に特別な人間で、ナイスガイだ。ドルトムントの時に私のところに訪れた時、いい話をできた。みなさんはレスターに行って、何で今回の決断をしたのか聞かなければいけないだろう」

 

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