元日本代表FW高松氏が大分市議会選挙でトップ当選! 昨季限りで現役引退、政治家へ華麗な転身

「ミスタートリニータ」がサッカー界から政治の世界へ

 昨季限りで現役を引退した元日本代表FW高松大樹氏が、19日に投開票が行われた大分市議会選挙で初当選を果たした。公共放送「NHK」などが開票結果を報じた。

 高松氏は「ミスタートリニータ」としても親しまれ、2011年にFC東京へ1年間の期限付き移籍をした以外は、現役生活の全てのシーズンを大分トリニータで過ごした。クラブ初タイトルとなった08年のヤマザキナビスコ杯(現ルヴァン杯)でのMVPといった歓喜の瞬間に加え、14年にJリーグでのタイトル保持クラブ初のJ3降格という悔しい瞬間も経験している。

 その後、今年1月に自身のブログで大分市議会議員選挙に立候補することを宣言。地域への恩返しを理由として新たな道へのスタートを切り、49人が立候補したなかで無所属の35歳高松氏が得票数で2位以下に大きく差をつけ、トップ当選でその扉を切り開いた。20日1時42分に開票終了時の最新データが公表され、高松氏が1万3653票を獲得し、2位の安東房吉氏は5813票だった。

 これまでサッカー界から政治の世界への転身は、元参議院議員の釜本邦茂氏や友近聡朗氏、近年ではさいたま市議会議員に当選した都築龍太氏の例がある。プロサッカー選手として約15年間を過ごした大分の政治に関わることになった高松氏は、これからどのような手腕を発揮するのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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