両サイドバックが急造のミラン、前半はペースをつかむも…

　日本代表FW本田圭佑が所属するACミランは５日の本拠地サンプドリア戦で0-1と敗れ、今季初のリーグ３連敗を喫した。ベンチスタートの本田は最後まで出番が訪れなった。

　ミランは両サイドバックが軒並み負傷で人員不足に陥り、右は中盤のファイターであるMFユライ・クツカ、左は左利きのセンターバックであるアレッシオ・ロマニョーリをコンバートして臨んだ。中盤センターのMFマヌエル・ロカテッリも出場停止で、MFホセ・ソサがスタメンに名を連ねた。

　両サイドバックが急造のミランだが、前半はペースをつかんだ。右ウイングのFWソサの突破力を生かす攻撃が目立ち、何度かビッグチャンスも生み出した。しかし、ゴールを奪うには至らず。逆にミスから相手に決定機を許す場面もあったが、GKジャンルイジ・ドンナルンマの好セーブもあり前半をスコアレスで終えた。

　後半に入っても両チームに得点が生まれずに進んだ。そうしたなかで迎えた同24分、ミランはペナルティーエリア内でDFガブリエル・パレッタがファウルを犯してPKを献上。相手FWファビオ・クアリアレッラはゴールから遠ざかるプレーだっただけに不用意なものだった。このPKを相手FWルイス・ムリエルに決められて先制点を許してしまう。