本田のミラン残留決断に英メディアも驚き ハル・シティへの「移籍こそが現実的な選択肢」

移籍市場最終日に届いたハルからの獲得オファーを拒否

 ACミランの日本代表FW本田圭佑は、今季先発出場わずか1試合で出場時間96分とキャリアの危機に立つなか、移籍市場最終日にプレミアリーグ降格危機のハル・シティからオファーが届いた。出場機会を手にできるチャンスだったが、本田は残留を決意。ミランでベンチを温める選択を下した日本人選手に、英メディアは「移籍こそが現実的な選択肢」と報じている。

 英ラジオ局「トーク・スポーツ」は、「ハル・シティはACミランのスターMF本田圭佑の、締切日のサプライズ移籍に失敗する」と報じている。

 “タイガース”の愛称で知られるハルは、移籍市場最終日にフランス1部レンヌからポーランド代表MFカミル・グロシツキ、ビジャレアルからMFアルフレッド・エンディアイエを獲得した。

 だが、ミランで出番のない本田について、記事では「日本代表選手は新監督のヴィンチェンツォ・モンテッラ監督が登場してから、人気を失っている」と苦境をレポート。本田獲得の動きについては「サプライズ」とレポート。「本田はセリエAでわずか6試合しか今季出ていない。移籍こそが現実的な選択肢に思えた」と分析している。

 昨季からリーグ戦通算1得点3アシストと精彩を欠く背番号10のミラノでの苦境はイタリア国外にも知れ渡っている。戦力外状態にもかかわらず、ミランに残留した男の決断に英国メディアも疑問符をつけていた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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