サウサンプトン主将DFが11億円でウェストハムに移籍 吉田のレギュラー奪取に追い風

移籍志願をしていたフォンテの新天地はロンドン、契約期間は2年半

 サウサンプトンの主将、ポルトガル代表DFジョゼ・フォンテのウェストハム移籍が決定した。英衛星放送「スカイ・スポーツ」によれば、移籍金は800万ポンド(約11億3000万円)になるという。

 この冬の移籍を志願していたフォンテには、マンチェスター・ユナイテッドやリバプールといったビッグクラブからの関心も伝えられていたが、新天地は首都ロンドンに決まった。ウェストハムは公式サイトで、「ハマーズ(クラブの愛称)はEURO2016ウィナーを獲得」とフォンテを歓迎。契約期間は2年半で、背番号23に決まった。

 フォンテは「ウェストハムとサインしたのは、彼らが偉大でとてもビッグなクラブだから」と移籍を決断した理由を語った。「僕は監督との会話のなかで、『僕らは勝ちたい。トロフィーを勝ち取りたい』と言ったよ。野望は大きく、高いところを目指す必要があるんだ」と決意を新たにしている。

 サウサンプトンにとっては守備の要であり、精神的支柱のキャプテンを失うことになった。とはいえ、日本代表DF吉田麻也にとっては同ポジションのライバル退団が、レギュラー奪取に向けた追い風となりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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