Jクラブの補強にも影響? 中国サッカー協会が「ぜいたく税」導入で爆買いを規制

 

中国協会は18の新ルールを制定 ベンチ入り可能な外国人選手枠も突如変更

 中国のクラブは法外な移籍金と年俸で欧州トッププレイヤーを買い漁る爆買い補強により物議を醸しているが、中国サッカー協会が法外な年俸で獲得した外国人選手の年俸に課税する「ぜいたく税」の導入を発表した。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。

 中国サッカー協会は外国人選手に対する大盤振る舞いを規制すべく、18の新ルールを制定した。そのうちの1つが「ウルトラ高額補強は課税対象となる。ユース年代のトレーニングと育成促進に使われる」というものだ。

 そして、各クラブはU-19、U-17、U-15の下部組織設立を義務化され、年間支出額の15パーセントはユース育成費に充当することも決まった。

 中国サッカー協会は突如、ベンチ入り可能な外国人選手枠を変更。登録可能な選手数は最大5人で同様ながら、ベンチ入りに関してはこれまでの「4人とアジア枠1人」から、アジア枠が廃止されたうえ国籍に関係なく「3人」と発表した。3月開幕のシーズンから適用で、朝令暮改のような制度変更が続いており、今後Jクラブの補強にも影響が及ぶかもしれない。

 2008年ロシア・ワールドカップではアジア最終予選A組最下位に沈んでいるが、世界屈指の名手招聘でリーグのレベルアップを目指す一方、次代のタレント育成にも取り組もうとしている。日本代表にとっては近い将来、脅威の存在となるかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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