古巣セビージャファンの怨念がOGを生む? レアル主将ラモスへの怒号はジェット機の騒音に匹敵

試合前のラモスへのブーイングは「100デシベル」と地元紙報じる

 レアル・マドリードは現地時間15日に行われたリーガ・エスパニョーラ第18節セビージャ戦で1-2の逆転負けを喫し、公式戦無敗記録が「40」でストップした。セビージャ出身のDFセルヒオ・ラモスは、試合終盤に痛恨のオウンゴールを記録する苦い結末となったが、古巣ファンの怒号が試合前から鳴り響いたとスペイン紙「マルカ」が報じている。

 一進一退の攻防が続いた試合は、後半22分にFWクリスティアーノ・ロナウドのPKでレアルが先制する。しかしホルヘ・サンパオリ監督率いるセビージャが、本拠地サンチェス・ピスファンの熱狂的な声援をバックに攻め立てると、同40分、セビージャのセットプレーでレアル主将に悪夢が訪れた。

 MFパブロ・サラビアが左足で蹴ったボールに対して、セルヒオ・ラモスは頭でクリアに行ったが、ゴールネットに吸い込まれてしまい1-1の同点とされた。試合はその後、後半アディショナルタイムにセビージャの新加入FWステヴァン・ヨベティッチの劇的なゴールが決まり、レアルは無敗記録に終止符を打った。

 セルヒオ・ラモスにとってはなんとも悔しい結末となったが、キックオフ前からサンチェス・ピスファンに詰めかけたファンは、セルヒオ・ラモスに対して敵意むき出しだった。同紙によると、レアルのスタメン紹介の際にセルヒオ・ラモスの名前が呼ばれると、スタジアムに駆けつけたファンのブーイングの大きさは「100デシベル」に到達した。それは「ジェット機からわずか数百メートル離れたくらい」の凄まじい騒音だったという。

 

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