ムヒタリアンが幻の“リバプール移籍”を告白 2013年夏の英国上陸を阻んだ恩師クロップの情熱とは

シャフタール時代を回顧、迷いを消し去った名将の心意気

 マンチェスター・ユナイテッドのアルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンは、過去にリバプール移籍が間近に迫っていたことを明かした。ウクライナでプレーしていたムヒタリアンの心を動かしたのは、現在リバプールを指揮し、当時はドルトムントを率いていたユルゲン・クロップ監督だったという。英紙「デイリー・メール」が報じた。

 ムヒタリアンは2013年、ウクライナの強豪シャフタール・ドネツクからドルトムントへ移籍。当時はリバプール移籍が頻繁に噂されていたが、最終的にはドイツ行きを選択した。ムヒタリアンは「(当時のリバプール監督)ブレンダン・ロジャーズと2度か3度、電話で話した。彼は本当に僕が欲しいと言っていた。僕もルイス・スアレスやスティーブン・ジェラードとも一緒にプレーしたかった」と、リバプール行きが間近に迫っていたことを明かしている。

「僕自身、半分は(リバプールへ)行くべきと考えていて、もう半分は自信がなかった。ウクライナリーグから来る細身の選手にとって、プレミアリーグとのギャップはあまりに大きいと思っていた」

 リバプール移籍を希望する一方で、フィジカルコンタクトの激しいプレミアリーグで戦う不安との板挟み状態にあったムヒタリアンに、救いの手を差し伸べたのがドルトムントを率いていたクロップ監督だった。

 

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