本田、ミラン移籍実現の恩人からも戦力外扱い “主力に時折休養を与える代役”にもなれず

本田の移籍に尽力したガリアーニCEO、主戦場とするウイングを補強ポイントに挙げる

 ACミランの日本代表FW本田圭佑は2014年1月にCSKAモスクワから移籍金ゼロで加入したが、移籍実現の恩人からも戦力外として見られているようだ。

「我々には多くのディフェンダーと中盤の選手、ストライカーがいる。特別に探しているのは両サイドのアタッカーだ。左右両方でプレーできる選手。つまりスソとボナベントゥーラに休息を与えることができるであろう選手だ」

 イタリア国営放送「RAI」でアドリアーノ・ガリアーニCEOは、13日のイタリア杯16強を決める直前にスタジアムでこう語った。この日のトリノ戦はいつもの4-3-3システムで、右ウイングに元U-21スペイン代表のスソ、左にイタリア代表ジャコモ・ボナベントゥーラが入った。今季リーグ戦5得点6アシストのスソはこの日、ユライ・クツカの1点目の起点となる中央からのドリブル突破と強烈なシュートに加え、ボナベントゥーラの決勝弾を美しいクロスでアシストしていた。

 ボナベントゥーラはボランチと左ウイングを兼務している。左ウイングはニアングがレギュラーだが、スソとボナベントゥーラは代役不在のために、出突っ張りになっているとガリアーニCEOは説明する。本田のミラン移籍に尽力した強化責任者が背番号10について、レギュラーに時折休養を与える代役にすらなれないと事実上断言した形で、本田が主戦場とするウイングを補強ポイントに挙げている。

 

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