ミラン、トリノに逆転勝利でコッパ・イタリア8強進出 本田は10戦連続先発落ち、4戦連続出番なし

クツカ、ボナベントゥーラがゴール 本田出番なしの4試合でチームは3勝1分け絶好調

 ACミランの日本代表FW本田圭佑は12日のコッパ・イタリアのトリノ戦で公式戦10試合連続の先発落ちとなった。4試合連続で出番なしとなったなか、チームは2−1で逆転勝利を飾り、8強進出を決めた。

 ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は逆転勝ちのチームを称賛した。「前半はあまりにスローだった。素晴らしいトリノと出くわしてしまった。失点を喫してから、一気に我々はヒートアップした。厳しい相手を下したが妥当な結果だと思う。偉大な勝利だ」

 イタリア国営放送「RAI」に登場した指揮官はこう語った。前半27分に相手FWベロッティのゴールで先制を許したが、後半16分にMFスソの強引な中央突破からシュートを放ち、チャンスを作ると、こぼれ球からの展開で最後はMFクツカが角度のないところから同点弾を決めた。

 後半18分には右サイドのスソが鋭いクロスを入れ、MFボナベントゥーラが決勝ボレーを叩き込んだ。主力温存で本田が起用される可能性もあった試合で、両翼が逆転勝利の立役者となった。

 今季先発出場はわずか1試合の本田にとっては最大の苦境だ。出番なしに終わった公式戦4試合でチームは3勝1分と絶好調をキープしている。スソとボナベントゥーラが充実ぶりを示す今、1月にミランを離れ、新天地に向かうことになるのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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