「宇佐美はDF陣から忘れられていた」 AZ戦で宇佐美が今年初ゴールも…オランダ紙はDFの怠慢指摘

スペイン合宿で強豪AZと練習試合 宇佐美は先制弾で新監督にアピール

 アウクスブルクの日本代表MF宇佐美貴史が7日、合宿中のスペイン南部マルベージャで行われたオランダ強豪AZとの練習試合で2017年初ゴールを決めた。

 レギュラー奪取に向けて、マヌエル・バウム新監督への大きなアピールとなったが、オランダ地元紙は「宇佐美はDF陣からすっかり忘れられていた」と、相手マーカーの怠慢によるゴールと報じている。試合は1-1ドローに終わっている。

 前半21分に宇佐美が決定力を見せた。右サイドからクロスが入るとエリア内に3人が走りこむ。味方2人がスルーする形となり、宇佐美はゴール中央に落ち着いて先制点を決めた。クロスを入れたMFヤン・モラーヴェクの背中に満面の笑みで抱きついた。

 シーズン前半戦はベンチ要員だった宇佐美は、シュスター前監督の交代をきっかけに出場機会を増やしている。今回アピールに成功したが、オランダ地元紙「北オランダ新聞」は相手マーカーの怠慢ぶりを糾弾している。

「右から低いクロスが入り、宇佐美貴史はシンプルにボールをゴールに押し込んだ。宇佐美は他のDFからすっかり忘れられた存在だった」

 

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