「ファンタスティック」 サウサンプトン吉田の今季初得点を指揮官絶賛 実況も「すごいヘディング!」

FAカップ3回戦の2部ノーウィッチ戦で吉田がゴールも…試合は2-2ドローで再試合

 サウサンプトンの日本代表DF吉田麻也が7日のFAカップ3回戦の2部ノーウィッチ戦で後半22分にヘディングで今季初ゴールを決めた。高い打点からの強烈なヘディングを、クロード・プエル監督は「ファンタスティック」と絶賛している。試合は終了間際の失点で2-2のドローに終わっている。

 1-1で迎えた後半22分に吉田が宙を舞った。右サイドからMFヘイビエルグが上げたクロスに走りこむと強烈なヘディングを叩き込んだ。

 中継していた英公共放送「BBC」の実況が「すごいヘディングだ!」と絶叫した一撃で、チームは2−1と勝ち越した。吉田は満面の笑みで右手の親指をくわえたパフォーマンスを見せ、昨年11月末に誕生した長女にゴールを捧げている。

 だが、後半アディショナルタイムには吉田がマークを付ききれなかった相手FWネイスミスをゴール前で完全にフリーにしてしまい、ヘディングで同点弾を許した。

 プエル監督は「我々は試合をコントロールしていたと思っている。フィルジルとマヤのファンタスティックなゴールが決まった」と、センターバックコンビの決めた2点を称賛した。

 その一方で、ロスタイムの失点については「残念だ。最後の瞬間にこの失点をしてしまうと難しくなる。我々の過ちだ。こういうことは起こりうる」と指揮官は叱責していた。

 サウサンプトンは同点となったために、過密日程のなかでノーウィッチと再試合を行なう羽目になった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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