ハリル監督がFIFAランクの低さに不満爆発 「日本という大国が3部リーグでいいわけがない」

「最終予選は国を挙げてのサポートが必要」

 「私は常に勝ちたい。すでに2カ国ほど最終予選を勝ち抜かせた。特別な愛情を抱いているのがこのA代表だ。このチームに関わる人間は素晴らしい。たくさんの良いことが起きているし、雰囲気が素晴らしい。ただ、日本のフットボールをもっと発展させたい。新しいことをもたらしたし、ハイレベルな経験もできた。

 (それなのに)FIFAランキング48位(実際は45位)で良いのでしょうか。日本という大国と考えれば良いわけがない。経済大国でもある。ランキングで言う3部リーグでいいわけがない。サポーターやメディアも含めて、全員で成功しなくてはいけない。最終予選というのは国を挙げてのサポートが必要になる。本大会に行ければ、ツーリストとしていくわけではない。全員で仕事をして目的を達成したい」

 この会見後、最新のFIFAランクが発表され、日本は45位となった。この現状は各国のリーグ戦に例えると、3部リーグレベルと断罪している。FIFAクラブワールドカップでは開催国王者として参戦した鹿島アントラーズが決勝でレアル・マドリードと延長戦にもつれ込む死闘を戦い、日本サッカーの地位を一気に高めた。

 大号令を発したハリル監督の言葉通り、日本代表は来年FIFAランキングを駆け上がることができるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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