伊紙通信員がクラブW杯決勝の疑惑判定を断罪 「なんてスキャンダルだ! 新たなモレノ」と主審を罵倒

「何でだ! ラモスはイエローだろ!!」

 パルメーリ氏の怒りは収まらない。今大会から導入されたVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)判定を持ち出し「VARは素晴らしい。問題はザンビアの恥ずべきレフェリーだ。明らかにマドリードにカードを出すか一瞬迷って、判定を変えたんだ!」と立て続けにツイート。スペイン語でも「何でだ! セルヒオ・ラモスは(2枚目の)イエローだろ!!」と各国に向けて怒りを発信した。

 極めつけは「ザンビアから来たシカズは、新たなバイロン・モレノだ」と罵倒。モレノ氏とは02年日韓W杯、韓国対イタリア戦でFWフランチェスコ・トッティを退場に追い込み、延長戦でイタリアのゴールをオフサイド判定するなど、サッカー史に残る疑惑のジャッジをしていた審判である。イタリアにとっての仇敵であるモレノ氏の名前を持ち出すほどの怒り心頭ぶりだった。

 シカズ氏のジャッジはレアルのおひざ元であるスペインメディアからも懐疑の目を向けられ、イタリアにも飛び火。今回のジャッジによる余波は当分収まりそうにない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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