先発の機会を得たことはプラスに捉える

　守備面やフィジカル面での課題を突きつけていたシュスター前監督は宇佐美を求めていなかったと、ドイツ地元紙は報じていたが、監督交代により風向きは間違いなく変わった。先発出場の機会を得られたことを、宇佐美はプラスに捉えていた。

「攻撃面でのクオリティは試合をする中で確実にあがると思ってます。問題はいかにはやくそれができるか。これに尽きるかなって感じです。年内はあと1試合で中断になりますが、いい準備をしてチームの勝利に貢献できるように頑張ります」

　敵陣深くでボールを持った際に違いをいかに見せるかが、宇佐美の持ち味。試合勘さえ取り戻せればクオリティーは上がるものと、“天才”復活へ自信を深めていた。

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フットボールゾーンウェブ編集部●文　text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images