クラブW杯決勝で疑惑の判定… レアル主将への2枚目の警告を主審が謎の“ドタキャン”

DFラモスが金崎にファウル後、ザンビア人主審が異常行動

 FIFAクラブワールドカップ(クラブW杯)決勝、レアル・マドリード対鹿島アントラーズは延長戦までもつれ込む歴史に残る激闘となり、最後は欧州王者が意地を見せてレアルが4-2で5度目の世界一に輝いた。そのなかで、この試合の主審を務めたジャニー・シカズ氏の疑惑の判定が物議を醸している。

 後半45分にDFセルヒオ・ラモスが、カウンターに出ようとしたFW金崎夢生が反転したところをファウルで引き倒した。するとシカズ主審は、カードをしまっている胸ポケットに手を上げて、イエローカードを出そうとした。

 セルヒオ・ラモスはこの試合で1枚イエローカードを受けていたために、この瞬間2枚目のイエローカードが出て退場かと思われたが、なぜかザンビア人主審はカードを出さずに踏みとどまった。

 レフェリーの謎めいた挙動と疑惑のジャッジに対して鹿島イレブンは激高したが、結局はセルヒオ・ラモスはおとがめなしに……。数的不利を免れたレアルが、その後FWクリスティアーノ・ロナウドの2ゴールによって世界一に輝いたが、この疑惑の判定がゲームの流れを大きく変えたのかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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