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2016.12.16 (Fri)

歴史的勝利を生んだ鹿島守備陣の「チャレンジ勝率」の高さ 左サイドの攻防もポイントに


ナシオナル戦をデータで振り返る

 

 開催国代表としてFIFAクラブワールドカップ(クラブW杯)に出場している鹿島アントラーズは、オセアニア代表のオークランド・シティーFC(ニュージーランド)を2-1で、アフリカ代表のマメロディ・サンダウンズ(南アフリカ)を2-0で破り、準決勝で南米王者のアトレティコ・ナシオナル(コロンビア)と対戦。優勝した今年のコパ・リベルタドーレスでの1試合平均失点がわずか「0.4」で、グループステージでは6試合無失点という記録を残したチームを相手に、鹿島は3-0と完勝を収めて決勝進出の切符を手に入れた。今季のJリーグチャンピオンは、南米王者との戦いでどのような数値を叩き出し“下剋上”を呼び込んだのか。データを用いて振り返ってみたい。

 

画像1 

 

 ゲームの支配という点で最も扱われることの多いシュート数とボール支配率だが、[図1]の通りどちらのデータもすべての時間帯においてナシオナルが上回った。特に互いに攻撃意識が高かった前半は鹿島も数本のシュートを放つことができていたが、ナシオナルはそれ以上にゴールに近付いていた。

 

 その状況を無失点で終えられたのは、今大会において「守護神」という言葉にふさわしい活躍を見せている曽ヶ端を中心とした守備陣が、相手の攻撃陣を上回った影響だろう。ナシオナルの枠外シュートの多さは、「相手がミスしてくれた」と捉えてしまいがちだが、鹿島守備陣の適切なプレッシャーによる影響があったことは忘れてはならない。特に後半は、相手のシュート時にできるだけシュートコースを防ぐ守備ができていた。

 

 

 

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