今季先発ゼロの宇佐美に追い風か アウクスブルクのシュスター監督が退任、ユース監督が昇格

チームは14説を終えて13位 意見の相違が生まれて事実上の解任

 日本代表FW宇佐美貴史の所属するアウクスブルクがディルク・シュスター監督の退任を発表した。サシャ・フランツ、フランク・シュタインメッツの両アシスタントコーチも揃ってクラブを離れ、新指揮官にはユースチームを率いていたマヌエル・バウム監督が昇格し、トップチームを率いることが発表された。リーグ13位のクラブは体制を刷新して、残りのシーズンを戦う。

 アウクスブルクは14節を終えて3勝5分6敗。勝ち点14で現在は13位だが、降格プレーオフ圏の16位ハンブルガーSVとの勝ち点差はわずか4となっている。

 公式サイトによれば、こうした結果に首脳陣は満足していないようだ。チームの方向性を巡ってコーチングスタッフと意見の相違が生まれていたという。事実上の解任で監督交代の運びとなった。

 今季加入の宇佐美にとって、この政権交代は追い風となるのだろうか。ヴォルフスブルクとの開幕戦で9分間ピッチに立って以降10試合連続出番なしが続いた。徐々に出番を増やしているとはいえ先発出場はいまだゼロと苦しんでいただけに、これをきっかけに状況が一変する可能性もありそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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