鹿島がクラブW杯で日本勢初の決勝進出! 土居、遠藤、鈴木のゴールで南米王者を撃破

先制点はFIFA主催大会で初めて導入されたVARから生まれる

 Jリーグ王者鹿島アントラーズは14日に、FIFAクラブワールドカップ(W杯)準決勝で南米王者アトレティコ・ナシオナル(コロンビア)と対戦。前半33分にFIFA主催大会で初めて導入されたVAR(ビデオアシスタントレフェリー)による判定で得たPKをFW土居が決めて先制すると、ナシオナルの猛攻を凌いだ後半にも2ゴールを奪って3-0で快勝した。日本勢として初めて決勝へ駒を進めている。

 ナシオナルはエースFWボルハにボールを集めて再三チャンスを作っていく。前半24分にはFWモスケラのシュートがクロスバーを叩き、さらにそのこぼれ球からFWベリオが放ったシュートをライン際でDF昌子が弾き出すなど、防戦一方となった。

 しかし、先制したのは攻め込まれた鹿島だった。それも意外な展開から得点がもたらされる。同28分、鹿島は直接FKでチャンスを得るも、シンプルなクロスは一度相手DFに弾かれた。そのままプレーが続けられたが、その際にDF西が相手DFに足をかけられてエリア内で倒れていた。このプレーに対し、FIFA主催大会で初めて導入されたビデオアシスタントレフェリー(VAR)によるチェックが入り、PKの判定が下された。これをFW土居が同33分、ゴール左隅へ決めて先制に成功する。

 同35分には左CKからDF植田がフリーでヘディングシュートを放ったが、GKアルマーニの驚異的な反応で防がれ追加点は奪えなかった。その後も猛攻を浴びた鹿島だったが、守護神GK曽ケ端を中心とした守備で粘り強く守り、1点リードで前半を折り返した。

 迎えた後半もナシオナルが主導権を握り、攻勢を仕掛けていく。対する鹿島も追加点を決めて試合を決めたい状況で後半8分にFW赤崎を下げて、2試合連続得点中のFW金崎を投入。同13分には主将MF小笠原を下げて日本代表MF永木をピッチに送り出す早めの交代策を取った。

 

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