FIFAとUEFAがW杯出場国拡大案で対立? クラブW杯期間中に東京で両者の幹部が協議

FIFA会長は48カ国案を提示も…UEFA会長は「32チームでよく機能している大会がある」

 FIFA(国際サッカー連盟)のジャンニ・インファンティーノ会長が強硬に主張するワールドカップ(W杯)の出場国拡大案について、UEFA(欧州サッカー連盟)のアレクサンデル・チェフェリン会長が反対の意を表明している。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」などが記者会見の模様を伝えた。

「今ここに、32チームでよく機能している大会がある」

 9月にUEFA会長に就任したチェフェリン会長は大前提としてこう述べている。そして、FIFAからの情報が全く入ってこない状況に対する不信感を語った。

「我々はFIFAから何も聞かされず、いつも新聞でそれを知る。そして、毎回違ったフォーマットを聞かされる。我々が何かしら大会フォーマットやその他に対する情報を持つかと言えば、シンプルに『ノー』だ。我々は10月の段階で、フォーマットを変えることによる変化と分析を示すように求めたが、何の返答もない。その段階で、我々は賛成という意見を出すことはない」

 インファンティーノ会長は、出場48カ国を3チームずつ16グループに分け、上位2カ国を突破させて32チームによる決勝トーナメントを行う案を先日に提示した。これにより試合数は64試合から80試合に増え、各国の最低試合数も2試合となる。しかし、奇数チームによるリーグ戦は日程に不平等が出るうえに、最終戦で試合がない国が大きく不利になる可能性が非常に高くなるなど、問題も少なくない。

 

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