リバプール、ブラジル人FWの契約に“アンチ・アーセナル”の異例条項 その原因となった出来事は…

FWフィルミーノの違約金120億円…ただし「アーセナル以外のクラブに適用可能」

 リバプールはチームの主力であるブラジル代表FWロベルト・フィルミーノの契約に関して、“アンチ・アーセナル”の契約条項を盛り込んでいることが発覚した。英紙「インディペンデント」が報じている。

 過去に様々な契約書を流出させてきたサッカー専門サイト「フットボール・リークス」の情報によれば、リバプールは2015年夏にホッフェンハイムから獲得したフィルミーノの契約に違約金9800万ユーロ(約120億円)での放出条項が定めている。ただし、この条項は「アーセナル以外のクラブに適用可能」という注釈が付けられているという。リバプールはアーセナルにだけはフィルミーノの放出を認めるつもりがないようだ。

 こうした異例の契約になっているのは13年夏の出来事が関係していると見られる。

 アーセナルは当時、リバプールのエースだったウルグアイ代表FWルイス・スアレスに対して、設定された違約金4000万ポンド(約58億円)を1ポンド(約145円)だけ上回る4000万+1ポンドという珍オファーを提示。リバプールを率いていたブレンダン・ロジャース前監督はこのオファーを「ジョークとして受け取った」と語るなど取引に応じなかった。この時のアーセナルの態度が尾を引き、不公平な契約内容を生み出すきっかけとなったようだ。

 フィルミーノは今季13試合で5得点5アシストとエース格の活躍を見せ、今後ビッグクラブからの関心が集まると予想されるが、アーセナルだけは門前払いという状況。前代未聞のドケチオファーがここまで影響を及ぼすとは想像していなかっただろう。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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