「Jリーグの熱に僕も影響を受けた」 元磐田FWスキラッチが日本でプレーして得たものとは

W杯得点王が94年に国外移籍を決断 「ジュビロに行って僕は復活できた」

 ユベントスのイタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンに対し、サガン鳥栖が獲得オファーを出したと報じられたことがイタリアにも伝わって話題になっているが、かつてJリーグのジュビロ磐田でプレーした元イタリア代表FWサルバトーレ・スキラッチ氏が、イタリアメディア「TMWラジオ」に日本での経験について話している。

 1994年に磐田にやってきたスキラッチは、97年の途中まで日本でプレー。リーグ78試合に出場して65ゴールと、90年のイタリア・ワールドカップ(W杯)で得点王に輝いた実力をいかんなく発揮した。スキラッチは、日本行きを決めた経緯とその経験について語っている。

「僕はイタリア人で初めて日本でプレーしたことになるね。インテルで負傷を繰り返していた悪い時期だったけど、ジュビロに行って僕は復活できた。最初の4カ月で、なんてファンタスティックな経験なんだと思ったよ。Jリーグはとても興味深い場所で、熱意を持って成長した日本人選手は今や多くがヨーロッパでプレーしている。その熱に僕も影響を受けたんだ」

 W杯得点王としてインテルに移籍したスキラッチだが、負傷の影響から不振に陥りバッシングを受けていた。日本での日々は、そうした精神的な傷を癒して再びサッカーへの熱を取り戻す時間になったという。

 そして、日本からのオファーを受けたとされるブッフォンを念頭に置き、キャリアの終盤に国外でのプレーを経験することの意味を語った。

 

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