コパ・スダメリカーナ決勝第1戦で対戦するアトレチコ・ナシオナルも衝撃を受ける

　ブラジル1部シャペコエンセの選手、スタッフ、幹部らを乗せた旅客機が、現地時間29日にコロンビアで墜落する悲劇が起きた。

　チームはアトレチコ・ナシオナル（コロンビア）とのコパ・スダメリカーナ決勝第1戦への移動中の悲劇となったが、ナシオナルの選手は墜落した機体で過去に4度移動していた事実を明らかにし、悲運のシャペコエンセこそ優勝に相応しいといたわりを見せている。スペイン地元紙「AS」が報じた。

　飛行機は9人の乗組員と72人の乗客が搭乗していたが、サンパウロを出発し、経由地のボリビアからコロンビア東部のアンティオキア県付近で墜落した。シャペコエンセはコパ・スダメリカーナ決勝第1戦への移動のために搭乗していたが、対戦相手のナシオナルもこの悲劇に大きな衝撃を受けている。

　この墜落した機体はボリビアのチャーター便会社ラミアの「BAE-146型」旅客機。20日前にバルセロナFWリオネル・メッシらアルゼンチン代表が、ブラジル代表と対戦する際に搭乗した旅客機と同じ機体だったが、実はナシオナルの選手たちも搭乗したことがあったという。