冷遇されたシュバイニー、ついに今季初出場か? 30日のリーグカップ本拠地戦で先発の見通し

移籍勧告に応じなかったため、トップチームから一時期追放

 マンチェスター・ユナイテッドでトップチームの練習参加を禁止されるなどパワハラを受けてきた元ドイツ代表MFバスティアン・シュバインシュタイガーが、30日のリーグカップ本拠地ウェストハム戦で今季初先発を飾る可能性が高まった。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。

 昨季バイエルン時代の恩師ルイス・ファン・ハール前監督に招聘され、ユナイテッドに移籍してきたシュバイニーは、今季から発足したジョゼ・モウリーニョ体制下で苦しみの日々を過ごしてきた。

 移籍勧告に応じなかったためにトップチームから一時期追放され、ユースとリザーブチームや個別練習を強いられた。そして、クラブの資産報告書ではシュバイニーの年俸を「不良資産」と位置づけられ、欧州リーグの登録メンバーからも外されていた。

 ドイツ代表121試合に出場し、ワールドカップ優勝も経験したドイツの英雄はあまりに不当な扱いを受けてきたが、ここにきて風向きが変わりつつあるようだ。

 大型補強を敢行したモウリーニョ監督だが、第13節終了時点でチームはプレミア17年間でクラブ史上最低の勝ち点20という低空飛行を強いられている。指揮官の手腕と成績不振に批判が集まるなか、冷酷な仕打ちを続けるわけにいかなかったのだろうか。「人道的な決断」と語り、文句一つ言わずに黙々と練習に励んできたシュバイニーに対して、トップチームでの練習参加禁止処分を指揮官は撤回するに至った。

 

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